GASで記事生成&スプレッド書き出しを自動化する仕組み|generateBlogArticlesの構築ログ

GASで記事生成&スプレッド書き出しを自動化する仕組み|generateBlogArticlesの構築ログ 📜Scournal開発記

🔍 なぜこの記事自動生成が必要だったのか?

Scournalでは、ChatGPTから出力された記事をログ化し、それをもとにGoogleドキュメントとして保存・管理している。このプロセスを人手で行うと、以下のような課題が発生する:

– ログをコピー&ペーストで整形するのが面倒
– タイトルや本文をシートに書き写す作業が発生
– ドキュメントの保存場所やURL管理に手間がかかる

この問題を解決するために、「1クリックで記事化し、スプレッドシートとDriveの両方に自動で整理される仕組み」が必要となった。

🧱 開発対象:generateBlogArticles関数

今回構築した関数は、以下のような処理を実行する:

1. `logs_free`シートを取得し、各行の「ログ本文」「判定」などのカラムを読み込む
2. JSON形式で構造化されたログをパースし、`title`・`body`・`tags`を抽出
3. Googleドキュメントに記事をMarkdown形式に準拠して整形しながら書き出す
4. Drive内の指定フォルダに保存し、元のシートにタイトル・本文・URL・タグを書き戻す
5. 成功時は「〇」、失敗時は「×」を判定列に記録

🛠 コードの主な工夫点

見出し自動変換:`##` → Heading2, `###` → Heading3 でスタイルを自動適用
太字整形:`テキスト` のようなMarkdown形式をGASで読み取り、Google Docsに反映
タグ列連携:JSONの `tags` 配列をカンマ区切りに変換して `タグ` 列に出力
保存先Driveの明示的指定:生成ファイルを専用フォルダに移動し、マイドライブのルートから除去

💡 今後の応用・発展

このスクリプトをベースにすれば、以下のような展開も可能:

– AppSheetから「ログ出力」ボタンを押すと自動実行
– GPTログに`draft`や`private`といったタグを加え、フィルタリング対応
– 書き出した記事をそのままWordPress投稿するGASスクリプトとの連携
– タグごとにフォルダ分け or ドキュメント名にカテゴリ表記を追加

✅ まとめ

`generateBlogArticles()` は、Scournalの中核である「会話ログから自動で記事を生成し、記録・共有する」仕組みを実現する重要な関数である。

ユーザーが意識しなくても、自動で記事がドキュメント化され、シートに反映され、管理可能な状態になる。このスクリプトによって、知識の整理・発信の効率が一段と高まり、Scournalの循環型ナレッジ管理を支える基盤が整った。

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