💡 はじめに
水性アクリル塗料を使ったディップ塗装は、アパートでも臭いを気にせず広い面を一気に塗装できる魅力があります。しかし「一度調合した溶液を次回も手間なく使いたい」と思うと――
> 「溶液をそのまま保管しておきたいけど、どうすれば?」
という疑問が湧いてきますよね。この記事では、水性アクリル塗料のディップ溶液をアパート環境で長持ちさせるコツを詳しく解説します。
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🏺 1. 保管容器の選び方とポイント
🎯 密閉できる容器
– プラスチック製タッパー(PP製が望ましい)やガラス製ジャーで、しっかり蓋が閉まるものを選びましょう。
– 空気に触れると塗膜表面が膜を張りやすいので、フタの気密性が最重要ポイントです。
🌑 不透明または半透明の容器がベター
– 直射日光や蛍光灯の強い光が当たると顔料が劣化しやすいので、光を遮れる素材がおすすめ。
– 透明容器しかない場合は、布や段ボールで覆って遮光してあげましょう。
📌 容器に貼るラベル
– 「作成日」「色名(例:XF-7 レッド×水性メディウム比)」を書き込んだラベルを貼り、何が入っているか一目で分かるようにします。
– 保存目安も併せて書いておくと、1ヶ月以上経過したときに「そろそろ新しく調合しよう」と判断しやすくなります。
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🌡️ 2. 保存環境と温度管理
🔆 室温(15~25℃)をキープ
– 高温(30℃以上)や極端な低温(5℃以下)では、顔料が沈殿したり、場合によっては凍結して質が変わることがあります。
– アパートのリビングやクローゼット内など、温度変化が少ない場所に保管すると安心です。
💨 過度な湿度・乾燥を避ける
– 湿度が高すぎるとカビや細菌が繁殖しやすくなり、乾燥しすぎると水が蒸発して粘度が上がります。
– 湿度50~60%程度を目安に、エアコンや除湿器の使い過ぎにも注意してください。
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🧪 3. 溶液の品質を保つコツ
3-1. 空気との接触を最小限に
– 密閉度を高めるため、容器いっぱいまで溶液を入れ、フタを閉める直前に軽く底をトントンと叩いて泡を抜きます。
– フタをしたら容器を逆さにしてフタの隙間から漏れがないか確認すると、空気の流入を防ぎやすいです。
3-2. 溶液の攪拌頻度
– 長期保存すると顔料が沈殿しやすくなるため、1週間に1回程度は容器を開けて清潔な竹串やプラスチック棒で軽く攪拌しましょう。
– 底に溜まったドロドロした沈殿物は、取り除いてから再度振り混ぜると使いやすさが戻ります。
3-3. 温度変化による粘度変動への対応
– 水分が蒸発して粘度が上がった場合は、蒸留水またはアクリル用メディウムを、全体の5~10%程度ずつ足しながら攪拌して調整します。
– 過度に粘度が高いとディップ時にムラや垂れが出やすくなるため、必ず少量ずつ足して様子を見るようにします。
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🌱 4. 防腐・防カビ対策
🔬 市販のアクリル用防カビ剤を少量追加する
– 長期保存(1ヶ月以上)を考えている場合は、防腐剤が含まれたインクビア用防カビ剤を1~2滴ほど溶液に加えましょう。
– ただし濃度が高すぎると溶液の粘度や密着力に影響するため、メーカー推奨濃度を守ることが大切です。
🧼 容器の定期的な熱湯消毒
– 溶液を使い切って一度空の状態になったら、容器を70~80℃の熱湯でグラグラせずに3分程度煮沸消毒します。
– 完全に乾燥してから新しい溶液を戻すと、カビや菌の混入を防ぎやすくなります。
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🔍 5. 使用前チェックと再調整方法
5-1. 開封時の嗅覚チェック
– 開封して違和感のある酸っぱい臭いやカビ臭がする場合は、品質劣化のサイン。
– そう感じたら潔く廃棄し、新しく溶液を用意しましょう。塗装品質にも影響します。
5-2. 顔料沈殿の有無と攪拌
– 開封したら、まず容器を上下に底からすくい上げるように攪拌し、顔料が均一に混ざるまでかき混ぜます。
– 溶液に微粒子が浮遊する状態が戻ればOK。色ムラを防ぎやすくなります。
5-3. 粘度の最終チェック
– 攪拌後、指先を溶液に軽くつけてみて「スルッと滑る感触」か確認。
– もし乾燥で粘度が上がっている場合は、蒸留水またはアクリルメディウムを数滴足し、再度攪拌して理想的なとろみを取り戻します。
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🔧 6. 実践!保存から使用までのワークフロー
1. ディップ溶液を容器に移す
– パーツを一通りディップし終えたら、別のビーカーから上澄みを優先して保存容器に注ぎます。
– 底に沈殿した大きな粒は捨て、きれいな部分だけを保管するのがポイント。
2. 容器底の気泡抜き&密閉
– 容器をテーブルに軽く数回トントンと叩き、内部の気泡を抜く。
– フタをしっかり閉めて、逆さにして漏れがないか確認。
3. ラベル貼り&光遮光
– 「保存日」「色名」「メディウム比率」を記入したラベルを容器に貼る。
– 不透明カバーやブラックテープで覆い、光を遮断しておく。
4. 1週間に1回は攪拌(軽く混ぜる)
– 容器を開けずに、下から上に向かって軽く振るか、開封して攪拌棒で混ぜる。
– 沈殿物が多い場合は軽く上下に混ざるまで攪拌し、再度密閉。
5. 使用前に最終チェック
– 容器を開けて嗅覚チェック→顔料の沈殿がないか→必要なら蒸留水やアクリルメディウムで粘度調整。
– 準備が整ったら再度ディップ作業に取りかかります。
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🎯 7. まとめ:アパートで長期保管を成功させる秘訣
– 密閉×遮光×温度管理:密閉容器に入れ、直射日光や温度変化を避けるのが基本。
– 定期的な攪拌:顔料の沈殿を防ぎ、品質を維持するためには1週間に1回程度の混ぜ込みが必要。
– 防腐剤追加で細菌・カビ対策:長期保管ならアクリル用防カビ剤を少量入れておくと安心。
– 使用前の嗅覚チェック×粘度調整:異臭がないか、粘度が適正か必ず確認し、調整してから使いましょう。
これらのポイントを守れば、一度調合した水性アクリル溶液をアパート環境でも数週間~1ヶ月程度は十分に使い回せます。次回の塗装でも手間なくディップできるので、ぜひ試してみてくださいね!
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(追伸)
「水性アクリル溶液の保存」はコツさえ掴めば驚くほど簡単。ガンプラの“温泉浸かり塗装”を何度も繰り返して、アパートでも快適に全塗装を楽しんでいきましょう!
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