The Elder Scrollsシリーズの代表作のひとつ、『オブリビオン』がリマスター版として蘇りました。Bethesdaが手がけるこの壮大なRPGは、2006年に発売され、当時のゲーム業界に大きな影響を与えました。
そして今、『スカイリム』を愛するプレイヤーたちにも注目されているリマスター版。しかしながら、「スカイリムが好きだからオブリビオンも絶対好きだろう」と考えるのは、少し危険かもしれません。
この記事では、『スカイリム』と『オブリビオン』の違い、どんなプレイヤーに向いているのか、そしてプレイ前に知っておくべきポイントについて、詳しく掘り下げていきます。
🛡️ 『オブリビオン』と『スカイリム』は全く別のゲーム体験
『スカイリム』は、2011年に発売されて以来、世界中で絶大な人気を誇っています。誰にでもわかりやすい操作性、無限に広がるオープンワールド、そしてシームレスに続く冒険の連続が魅力です。
一方、『オブリビオン』はクラシックな西洋RPGの影響を色濃く受けた作品です。自由度は非常に高い一方、システムは複雑で、現代のゲーム基準ではやや不親切に感じる場面も多く存在します。
たとえば、クエスト進行では目的地が地図に表示されない場合があり、自力で情報を集めて探す必要があります。また、戦闘やスキル成長も独特で、レベルアップと同時に敵も強くなるため、無計画にプレイすると苦戦することもあります。
スカイリムの延長線上と考えると、ギャップに戸惑う可能性が高いのです。
🧭 『オブリビオン』を楽しめるのはどんな人？
リマスター版『オブリビオン』が特におすすめできるプレイヤー像は次の通りです。
– 自分の選択や行動で世界が変わる体験を重視する人
– 複雑さや不便さをゲームの深みとして楽しめる人
– ロールプレイを大切にし、自分なりの物語を作りたい人
– 古典的なCRPGの雰囲気が好きな人
– 探索や発見に喜びを感じられる人
逆に、サクサク進行や直感的な操作を求める人には、敷居が高く感じられるでしょう。
⚔️ リマスター版のポイントと注意点
リマスター版ではグラフィックの向上やロード時間の短縮が図られましたが、ゲームデザイン自体は大きく変わっていません。
UIは現代基準で見ると少し古臭く、操作もやや煩雑です。会話システムにも独特の癖が残っており、今の感覚では多少の違和感を覚えるかもしれません。
つまり、見た目は新しくなっていますが、遊び心地は「昔のまま」と理解した上でプレイする必要があります。
✍️ まとめ｜『オブリビオン』は「違う」からこそ価値がある
リマスター版『オブリビオン』は、『スカイリム』と同じ延長線上にあるわけではありません。むしろ、違うゲーム体験を提供するからこそ、今プレイする意味があります。
洗練されたスカイリムと比べ、オブリビオンは粗削りで、時に不便で、だからこそプレイヤー自身の冒険心を試してきます。自分で考え、世界を切り開いていく快感は、他では得られない特別なものです。
もし「新しいタイプの冒険をしてみたい」と思うなら、リマスター版『オブリビオン』はきっと応えてくれるでしょう。
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